どうも、南米おやじだ。
今、南米のとある国で、妻と娘2人(8歳と6歳)と暮らしている。 平日の朝6時から働いて、昼過ぎには仕事終了することがほとんど。午後は家族と過ごしたり、趣味の筋トレしたり、週3でアサード(BBQ)したり。
「Fラン大学卒」で、高校時代は偏差値40。オーストラリアにワーホリに行ったのに英語もロクに話せずコンプレックスだらけだった俺が、どうやってこんなストレスフリーな生活を手に入れたのか?
今日は、最近ネットで見た「ウルトラマン」のニュースを切り口に、俺が会社員時代に鬱寸前になってまで学んだ「一つの市場に依存する」ことの本当の恐ろしさについて、海外在住ビジネスマンの視点でブッた斬っていく。
この記事は、 「今の会社、マジで辞めたい」 「将来がなんとなく不安」 「現状を変えたいけど、何から手をつけていいか分からない」 そう思っている、向上心のある20代から40代の男女に向けて書いている。
結論から言う。 「何かに依存している状態」こそが、人生最大の経営リスクだ。 ウルトラマンでさえ、そのリスクに直面している。俺も直面した。そして、あなたも、今まさに直面しているかもしれないぞ。
ウルトラマンでさえ苦戦する「中国市場」という現実 😲
まず、このニュースを見てくれ。 (参考URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/82025b09eeca4a55aab03833ce1f5532168f19f1)
簡単に要約すると、こうだ。
- 日本のヒーロー「ウルトラマン」が、今や「中国で稼ぐ」巨大コンテンツになっている。
- 中国での人気が凄まじく、関連ビジネスが爆発的にヒットしている。
- しかし、その人気と中国市場への依存ゆえの「課題」も出てきており、直近の決算は減退している。
- つまり、一つの市場(中国)に依存しすぎた結果、そこがコケると全体が傾くという典型的なリスクが露呈したわけだ。
これ、俺たちビジネスマン、いや、俺たち「個人」の人生にもそっくりそのまま当てはまると思わないか?
地球を守るウルトラマンが、皮肉にも「中国市場」という一つの”惑星”に経営を依存してしまっている。
あなたも、今の会社や日本という場所に「依存」しすぎていないか?
会社員時代の俺が陥った「日本市場」への完全依存 😨
俺は昔、日本の会社員だった。 給料は悪くなかった。むしろ同世代より貰ってた方だと思う。
だが、現実は「激務」と「プレッシャー」の地獄だった。 責任感と正義感が強い、とカッコよく言えばそうだが、要は「NO」と言えないタチで、全部自分で抱え込んだ。
結果、どうなったか? 鬱寸前だ。
家族との時間はない。 趣味のサッカー観戦(アーセナルファンだ)も、リアルタイムで観れる気力もない。 飯も味がしない。
その時、俺は気づいたんだ。 「俺は『今の会社』と『日本』という市場に100%依存している」と。
- この会社が潰れたら?
- この会社で評価されなくなったら?
- 日本という国が、災害やさらなる増税でヤバくなったら?
俺の収入はゼロだ。家族を路頭に迷わせる。 それが怖くて、激務とプレッシャーに耐えるしかなかった。
まさに、中国市場がコケたら立ち行かなくなるウルトラマンと同じ構造だ。 俺は、「他人中心」の働き方から「家族中心」の働き方へシフトすることを決意した。
そのための戦略が、「個人事業主(フリーランス)」になること、そして「海外移住」だったんだ。
なぜ「海外移住」と「フリーランス」が最強の分散戦略なのか?
俺が海外移住したのは、これが「唯一の正解」だと思ったからじゃない。 子供の教育(AI時代を生き抜く力、多文化、多言語)とか、家族の花粉症がヤバすぎたとか、日本の四季(暑すぎ寒すぎ)がキツいとか、災害リスクとか、いろんな理由がある。
だが、ビジネス的な観点で言えば、海外移住とフリーランス化は、俺にとって最強の「リスク分散」戦略だった。
1. 収入源の分散(フリーランス) 会社員は、収入源が「1社」だ。 俺は今、セールス、コンサル、コーチング、データ分析と、複数のスキルで複数のクライアントと仕事をしている。 極端な話、1社切られても、まだ他がある。この精神的安定は、金じゃ買えない。
2. 拠点の分散(海外移住) 俺は今、南米にいる。だが、クライアントは日本にも欧米にもいる。 俺の生活基盤(と資産の一部)は、日本円「だけ」に依存していない。 日本で大地震が起きても、俺たち家族は物理的に安全な場所で、いつも通りアサードを焼いている。
3. 将来の選択肢の分散(子供の教育) 娘たちは2026年から、英語とスペイン語が半々のインターナショナルスクールに通う。 彼女たちは、将来「日本で働く」以外に、「英語圏で働く」「スペイン語圏で働く」という選択肢を当たり前に手に入れる。 俺みたいに「Fラン卒で英語コンプレックス」なんて思いはさせたくないからな。
これが、俺が実践している「依存しない生き方」だ。
メリットとデメリット:海外移住という「リスク分散」のリア
もちろん、いいことばかりじゃない。 海外移住やフリーランスは、新しいリスクも生む。ここでは客観的にメリットとデメリットを整理しよう。
メリット 👍
- 時間の自由(最強) 南米と日本の時差を利用して、俺は朝6時から昼まで集中して働く。午後は完全にフリーだ。日本時代の半分以下の労働時間で、収入は安定している。ストレスはほぼゼロ。
- 環境の最適化 俺たち家族を苦しめた花粉症がゼロになった。これはデカい。災害の心配も少ないし、何より周りの人々が忙しくしてない。ゆっくり人生を楽しんでる。
- 税制上のメリット これは国によるが、日本より税金を抑えられる可能性は十分にある。(日本の税制度には色々と思うところがある…)
- 子供の教育環境 引っ込み思案だった長女が、マレーシア(前いた国)を経て、めちゃくちゃ積極的になった。多文化に触れる経験は、AI時代にこそ最強の武器になる。
デメリット 👎
- 言語の壁(マジでキツい) 正直に言う。俺のスペイン語は「挨拶レベル」だ。日常会話にもなってない。妻の方がよっぽど頑張って勉強してる。 昔ワーホリで挫折した英語も「日常会話レベル」で、ペラペラとは程遠い。このコンプレックスは、今もバネになってる。
- 不安定な収入(フリーランス) 「今月も仕事がある」という保証はない。全て自分次第。会社員時代の「安定」がどれだけ有難かったか、フリーになって初めて分かる。だからこそ、俺は必死でスキルを磨き続けてる。
- 孤独と文化の違い 当然だが、ここは日本じゃない。友達も親もいない。飯も日本食が恋しくなる。週3でアサード焼いてるけど、やっぱり納豆ご飯が食いたくなる時もある(笑)
- 初期コストとビザ 移住には金がかかる。俺はマンションも車も全部売ってきた。ビザ(滞在許可)の取得も、めちゃくちゃ面倒くさい。
メリット・デメリットを天秤にかけても、俺は「行動してよかった」と心から思ってる。
Fラン卒、英語コンプレックスの俺でもできた「最初の一歩」 🚀
ここまで読んで、「南米おやじだからできたんだろ」「俺には無理だ」と思ったか?
だとしたら、それは違う。
思い出してくれ。俺は偏差値40のFラン卒だ。エリートじゃない。 英語も話せず、会社員時代は鬱寸前だった、ただの一般人だ。
そんな俺が、なぜ今、南米で家族と笑っていられるのか?
それは、「ウルトラマン」になろうとしなかったからだ。 完璧なヒーローになろうとせず、自分の「弱さ(依存)」を認めて、それを「分散」させるために行動したからだ。
海外移住は、あくまで選択肢の一つ。 いきなり南米に来いなんて言わない。
大事なのは、「今いる場所」だけに依存しないための「最初の一歩」を踏み出すこと。
- 月5万円でいいから、副業を始めてみる(収入源の分散)
- 積立投資を始めてみる(資産の分散)
- 英語やプログラミングを本気で勉強してみる(スキルの分散)
俺は、会社員時代に鬱寸前になりながらも、水面下でフリーランスの準備を始めた。それが、今に繋がってる。
最後に。 ウルトラマンは、中国市場への依存という課題に直面している。 かつての俺は、日本と会社への依存で潰れかけた。
最大のリスクは、「挑戦すること」じゃない。 「何もしないこと」「現状に依存し続けること」だ。
あなたの人生は、あなたのものだ。 会社のものでも、日本という国だけのものでもない。
Fラン卒の俺でもできたんだ。あなたにできない理由がない。 この記事が、あなたが「依存」から脱却し、行動するキッカケになることを、南米の空の下から願ってる。
さあ、行動しようぜ!

