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はじめに
「パラグアイって治安は大丈夫なの?」移住や旅行を検討している多くの方が、真っ先にこの疑問を抱くと思います。
私はパラグアイ・アスンシオンに家族で移住して生活しています。ニュースや旅行サイトの情報だけでは見えてこない、現地在住者のリアルな視点でパラグアイの治安について正直にお伝えします。
この記事では、以下のことがわかります:
– パラグアイの治安の「実態」と統計的な位置づけ
– アスンシオン市内で安全な場所・危険なエリアの具体的な区別
– 日常生活で実践している防犯対策と心構え
パラグアイの治安は「悪い」のか?客観的に見てみる
まず結論から言うと、パラグアイの治安は「悪い」とも「良い」とも言い切れない、中程度のリスクがある国です。
外務省の海外安全情報では、パラグアイ全体がレベル1(十分注意してください)に指定されており、一部の国境地帯や特定のエリアはレベル2(不要不急の渡航は止めてください)となっています。ブラジルやコロンビアと比べると治安はまだましな方ですが、日本と比較すると犯罪リスクは格段に高いのが現実です。
グローバル平和指数(Global Peace Index)2024年版では、パラグアイは163カ国中76位前後に位置しています。南米の中では比較的中位に入りますが、油断は禁物です。
よくある犯罪の種類
パラグアイで日本人旅行者・在住者が遭遇しやすい犯罪は以下のとおりです:
- スリ・ひったくり:市場や繁華街など人混みで多発
- 強盗(Express Kidnapping):ATMで現金を引き出した直後を狙われるケース
- 車上荒らし・車両盗難:駐車中の車からバッグを盗まれる
- 詐欺・ぼったくり:観光客を狙った金銭詐取
日本のように「財布を落としても戻ってくる」という感覚は通用しません。しかし、適切な注意を払えば日常生活は十分に送れます。実際、私も家族とともに数年間、大きなトラブルなく生活できています。
💡 ポイント: パラグアイの治安を判断するうえで重要なのは「国全体のイメージ」ではなく、「どのエリアで何をするか」という具体的な状況判断です。
アスンシオン市内の安全エリアと危険エリア
アスンシオンの治安は、エリアによって大きく差があります。これを理解するだけで、リスクを大幅に下げることができます。
比較的安全なエリア
- ラス・メルセデス(Las Mercedes):高級住宅街で、外国人も多く住む。警備員つきのゲーテッドコミュニティが多い。
- マノラ・エステ(Mañora)周辺:飲食店やショッピングモールが集まるエリア。昼間は賑わっており比較的安心。
- エンカルナシオン通り周辺の新市街エリア:整備された道路と商業施設が多い。
- 大型ショッピングモール内(ショッピングデル・ソルなど):警備が充実しており、買い物や食事には安心して利用できる。
注意が必要なエリア
- メルカード・クアトロ(Mercado 4)周辺:アスンシオン最大の市場で活気はありますが、スリが多発。貴重品の管理に要注意。
- 旧市街(シウダ・ビエハ):歴史的建造物もありますが、夜間の一人歩きは避けるべきエリア。
- バス・ターミナル周辺:人の出入りが多く、ひったくりが起きやすい。
- セロ・コラ(Cerro Corá)公園周辺の一部:昼間でも人通りが少ない場所には近づかない方が賢明。
国境地帯について
シウダ・デル・エステ(ブラジル・アルゼンチン国境)は、密輸・麻薬密売に関わる犯罪組織が活動するエリアとして知られており、治安リスクが特に高い場所です。観光目的であっても、用事がなければ立ち寄らない方が無難です。
パラグアイから実際にやってみた結果(日常の防犯ルーティン)
アスンシオンで暮らしていると、治安への意識は自然と「習慣化」していきます。最初は神経を使いましたが、今では以下のことが当たり前の日常になりました。
私が毎日実践している防犯対策はこちら:
- スマホは外で出しっぱなしにしない:歩きながらのスマホ操作は、ひったくりの格好のターゲットになります。必要な時だけ、周囲を確認してから使う。
- 財布は2つ持ち:メインの財布とは別に、少額の現金だけ入った「見せ財布」を用意しておく。万が一の強盗対策として効果的です。
- 夜間の一人外出はしない:特に22時以降は不要な外出を避け、移動にはUber(パラグアイでも使えます)を活用しています。
- ATMの使い方に注意:現金を引き出すのは必ずショッピングモール内のATMで。路上のATMは使いません。
- 車の中に荷物を置かない:信号待ちの間に窓ガラスを割られて盗まれるケースがあります。バッグ類はトランクへ。
💬 パラグアイからでも問題なく安全に生活できています。むしろ「常に周囲に気を配る習慣」は海外生活でしか身につかない感覚で、日本に一時帰国するとかえって油断しすぎてしまうくらいです(笑)。
また、日本からパラグアイへの送金にはWiseを活用しています。現地の銀行口座に安い手数料でスムーズに送金できるため、生活費の管理がとても楽になりました。現地でATMを使う現金の頻度を下げられるのも、治安面でのメリットだと感じています。
注意点・デメリット:パラグアイ生活の「リアルな不安」
正直に書くと、パラグアイの治安に関しては「慣れる」のに一定の時間がかかります。日本の常識が通用しない場面に出くわすと、最初は精神的にストレスを感じることもありました。
特にデメリットとして感じるのは以下の3点です:
- 警察への信頼度が低い:犯罪被害に遭っても、警察への届け出が実質的に機能しないケースが多い。「自分の身は自分で守る」意識が必要。
- 住む場所の選択肢が限られる:安全なエリアの家賃は、パラグアイの物価水準としては高め。セキュリティ付き住宅を選ぶと費用がかさむ。
- 子連れ家族への心理的負担:子どもを連れての外出時は、特に誘拐リスクへの注意が必要で、常に気を張っている感覚がある。
とはいえ、これらは「事前に知っておけば対策できる」ことばかりです。準備と心構えがあれば、パラグアイは決して「住めない国」ではありません。
よくある質問(FAQ)
Q. 女性一人でのパラグアイ旅行・移住は危険ですか?
A. リスクはゼロではありませんが、エリア選びと行動パターンに注意すれば旅行・生活は可能です。夜間の単独行動は避け、移動はUberを使うなどの対策を徹底することが重要です。現地在住の日本人コミュニティと事前につながっておくと安心感が増します。
Q. パラグアイ旅行中のWi-Fi・通信はどうすれば良いですか?
A. 短期旅行ならグローバルWiFiのレンタルWi-Fiが便利です。現地SIMを購入する手間がなく、空港で受け取れるので到着直後から使えます。安全な場所の確認やUber配車など、通信環境は治安対策にも直結します。
Q. パラグアイへの航空券はどこで買うのがお得ですか?
A. 南米行きのフライトは乗り継ぎが必要なため、選択肢が限られます。HISで複数のルートを比較するのがおすすめです。日本からの直行便はなく、アメリカ・ヨーロッパ・ブラジル経由が一般的です。
まとめ
パラグアイの治安は、「危険すぎる」でも「安全すぎる」でもない、中程度のリスクがある国というのが正直なところです。アスンシオンに住む上で大切なのは、危険エリアを避け、日常的な防犯習慣を身につけることです。
情報収集と事前準備をしっかり行えば、パラグアイは生活コストの低さや自然の豊かさ、人々の温かさなど、多くの魅力がある国です。移住を検討している方は、ぜひリアルな情報を集めながら判断してみてください。
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著者プロフィール
南米おやじ
パラグアイ・アスンシオン在住。海外移住のリアルな情報をこのブログで発信しています。
- ブログ: 南米おやじの海外生活ラボ
最終更新: 2026年6月 | 初回公開: 2026年6月
