「このままの人生でいいのか?」
会社員時代、毎晩終電で帰宅し、家族の寝顔しか見れない日々。俺は心の中でずっとそう叫んでいた。35歳の今、南米で家族4人と笑顔で暮らせているのは、スティーブン・コヴィーの『7つの習慣』を実践したからだ。
この本と出会ったのは、鬱状態で会社を辞めるか悩んでいた時期。正直、最初は「また自己啓発本か」と思った。でも、読み進めるうちに気づいたんだ。これは単なる成功本じゃない。人生の羅針盤だと。
今回は、俺が7つの習慣を実践して、激務のサラリーマンから南米移住のフリーランスへと人生を180度変えた実体験をシェアする。「自分も変わりたい」と思っているあなたに、必ず役立つはずだ。
7つの習慣とは?なぜ世界中で読まれ続けるのか
『7つの習慣』は1989年に出版されて以来、全世界で4,000万部以上売れている超ベストセラーだ。著者のスティーブン・コヴィー博士は、成功している人々の共通点を研究し、7つの原則にまとめた。
この本の革命的なところは、小手先のテクニックではなく、人格を磨くことに焦点を当てている点だ。つまり、一時的な成功ではなく、持続可能な成功を目指している。
俺が会社員時代に感じていた違和感。それは「頑張っているのに充実感がない」ことだった。売上は達成する。上司からも評価される。でも、心は満たされない。なぜなら、他人の価値観で生きていたからだ。
7つの習慣は、そんな俺に「自分の人生は自分で決める」という当たり前だけど忘れていた真実を思い出させてくれた。
第1の習慣:主体的である – 海外移住を決断できた理由
「会社が悪い」「景気が悪い」「上司が理解してくれない」
会社員時代の俺は、いつも何かのせいにしていた。でも、第1の習慣「主体的である」を学んで、衝撃を受けた。
コヴィー博士は「刺激と反応の間にはスペースがある。そのスペースに、私たちの反応を選択する自由と力がある」と説く。つまり、環境は選べなくても、それに対する反応は選べるということだ。
俺は考えた。「鬱になりそうなほど辛い会社にい続けるのは、俺が選んでいるんだ」と。逆に言えば、俺が選択を変えれば、人生は変わる。
そこから行動が変わった:
- 「会社を辞められない」→「辞める選択肢もある」
- 「海外移住なんて無理」→「どうすれば可能か調べてみよう」
- 「家族を養えなくなる」→「スキルを身につければフリーランスでも稼げる」
マレーシア、そして南米への移住。周りからは「無謀だ」と言われた。でも、俺は主体的に選んだ。その結果、今は朝6時から働いて昼には仕事を終え、午後は子供たちとサッカーをする生活を手に入れた。
あなたは今の人生を主体的に選んでいるだろうか? それとも、環境や他人のせいにして、流されているだろうか?
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める – 理想の人生設計
「あなたの葬式で、人々に何と言われたいですか?」
これは第2の習慣で最も有名な問いかけだ。俺は会社員時代、この質問に答えられなかった。いや、答えたくなかった。なぜなら、「仕事一筋で家族を顧みなかった人」と言われるのが目に見えていたから。
終わりを思い描くとは、人生の最終目的地を明確にすることだ。そして、そこから逆算して今何をすべきか考える。
俺が描いた理想の葬式:
「お父さんはいつも家族を大切にしてくれた。世界中を一緒に旅して、たくさんの思い出を作ってくれた。お父さんの背中を見て、私たちも自分の人生を主体的に生きる勇気をもらった」
これを娘たちに言ってもらいたい。そのためには、今の激務の生活を変えなければならない。
コヴィー博士は「ミッション・ステートメント(個人的な憲法)」を作ることを勧めている。俺のミッション・ステートメントはこうだ:
- 家族との時間を最優先にする
- 子どもたちに多様な選択肢を与える
- ストレスなく働く
- 場所に縛られない生活
- 早朝から働いて昼には仕事を終える
このミッションがあったから、マンションも車も全て売却して南米に来る決断ができた。目的地が明確なら、過程での困難は乗り越えられる。
第3の習慣:最優先事項を優先する – 時間管理の真髄
会社員時代の俺は、いつも「緊急」に追われていた。上司からの突然の依頼、トラブル対応、締め切り間近の資料作成。気づけば1日が終わっている。
でも、緊急なことと重要なことは違う。これが第3の習慣の核心だ。
コヴィー博士は、すべての活動を4つの領域に分類する
多くの人は第1領域と第3領域で時間を消費している。でも、人生を変えるのは第2領域だ。
俺が第2領域に投資したこと:
- スキル習得: フリーランスで食べていくために、データ分析やコンサルティングのスキルを夜間に学んだ
- 家族との時間: 週末は絶対に家族優先。この時間が俺のエネルギー源だった
- 健康管理: 筋トレを習慣化。体が資本だからこそ、予防に投資した
- 移住計画: マレーシアや南米の情報収集、ビザの調査、資金計画
これらは緊急ではないが、人生を変えるほど重要だった。
今は南米で、午前中に第1領域(クライアントワーク)を終わらせ、午後は第2領域(新しいスキル習得、家族との時間、自己投資)に使っている。この配分が、俺にストレスのない生活をもたらしている。
あなたは第2領域に十分な時間を使っているだろうか?
それとも、緊急の罠に捕まっているだろうか?
第4の習慣:Win-Winを考える – ビジネスで成功する秘訣
フリーランスになって最初に直面したのが、価格交渉だった。会社員時代は会社が価格を決めてくれたが、個人事業主は自分で決めなければならない。
安くすればクライアントは喜ぶが、俺は疲弊する(Lose-Win)。高くすれば俺は儲かるが、クライアントは不満を持つ(Win-Lose)。
第4の習慣「Win-Winを考える」は、お互いが満足する第3の案を見つけることを教えてくれた。
俺が実践したWin-Winの例:
成果報酬型の契約
時給や月額ではなく、成果に応じた報酬を提案した。例えば、コンサルティングで売上が20%向上したら、その増加分の10%を報酬としてもらう。
クライアントのメリット:成果が出なければ大きな支払いは不要
俺のメリット:成果を出せば高額報酬が得られる
これは双方が本気になれる契約だ。
長期契約での割引
単発の仕事より、6ヶ月や1年の長期契約を結ぶクライアントには、20%の割引を提案した。
クライアントのメリット:コスト削減と継続的なサポート 俺のメリット:収入の安定と深い関係構築
Win-Winの本質は、豊かさマインドだ。「パイは限られている」と思うから奪い合いになる。でも、「パイは大きくできる」と信じれば、協力し合える。
南米に移住してからも、日本やマレーシアのクライアントとWin-Winの関係を続けている。時差を活用して、日本時間の夕方には報告書を提出するスピード感が評価されている。
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される – 家族関係の改善
「パパはいつも話を聞いてくれない」
マレーシア移住前、長女にそう言われたことがある。正直、ショックだった。俺は家族のために働いているのに、と。
でも、第5の習慣を学んで気づいた。俺は話していたが、聞いていなかった。
コヴィー博士は「処方する前に診断せよ」と言う。医者が症状も聞かずに薬を出したら怖いだろう? でも、俺たちは日常でそれをやっている。
俺がやっていた悪い例:
娘:「学校で友達と喧嘩しちゃった」 俺:「それは謝らないとダメだよ。相手の気持ちを考えて…」(自伝的反応)
これは理解する前に解決しようとしている。娘が欲しかったのは、アドバイスじゃなくて共感だった。
改善後:
娘:「学校で友達と喧嘩しちゃった」 俺:「そっか、辛かったね。何があったの?」(共感的反応) 娘:「あのね…」(話し出す)
まず理解に徹する。これが信頼関係を築く。
妻との関係も同じだ。マレーシア移住を決める時、最初は俺の考えを一方的に話していた。でも、まず妻の不安や希望を聞くことから始めた。
「英語が話せないから不安」
「子供たちが環境に馴染めるか心配」
「日本の家族と離れるのが寂しい」
これらを理解してから、一緒に解決策を考えた。英語は現地で学べる。子供は適応力が高い。日本へは年に数回帰る計画を立てる。
理解されてから理解する努力をする。この順番が人間関係を変える。
今では妻は英検4級レベルから日常会話ができるまで成長した。子供たちも友達を作って楽しんでいる。これは、お互いを理解し合った結果だ。
第6の習慣:シナジーを創り出す – 1+1を3にする力
「1+1=2」これは算数の答え。でも、人間関係では「1+1=3、4、10」にもなる。これがシナジーだ。
俺がフリーランスとして成功できたのは、一人で戦わなかったからだ。
マレーシア時代のシナジー
移住したばかりの頃、現地の日本人コミュニティに参加した。そこで出会った起業家たちと情報交換し、協力し合った。
- Aさん:Webマーケティングの専門家
- Bさん:会計と税務のプロ
- 俺:セールスとコンサルティング
俺たちはそれぞれの強みを活かして、共同でサービスを提供した。例えば、日本企業の東南アジア進出支援。Aさんがデジタル戦略、Bさんが財務、俺が営業とコンサルを担当。
一人では受けられなかった大型案件も、チームなら可能になった。違いを尊重し、強みを組み合わせる。これがシナジーだ。
家族とのシナジー
南米移住も、家族全員の強みを活かしている。
- 俺:収入を得る、生活の基盤を作る
- 妻:子供の教育サポート、コミュニティ作り
- 長女:しっかり者で弟妹の面倒を見る
- 次女:リーダーシップで新しい環境を開拓
長女は最初、人見知りで新しい学校が怖かったと言っていた。でも、次女が「一緒に友達作ろう!」と引っ張ってくれた。今では長女も積極的に友達を作れるようになった。
シナジーは、違いを脅威ではなく、強みとして活用することだ。
第7の習慣:刃を研ぐ – 継続的な自己投資の重要性
木こりが一日中、鈍った斧で木を切っている。通りかかった人が「斧を研いだらどうですか?」と言うと、木こりは「木を切るのに忙しくて、斧を研ぐ時間がない」と答える。
これが刃を研がない人の典型例だ。
第7の習慣は、4つの側面で自分を磨き続けることを教えている:
1. 肉体的側面
俺は毎朝、仕事前に30分の筋トレをする。南米の家にはジムがあるから、そこで汗を流す。
会社員時代は「忙しくて運動する時間がない」と言っていた。でも、運動すると集中力が上がり、結果的に仕事の効率が良くなる。時間がないから運動できないのではなく、運動しないから時間がなくなる。
2. 精神的側面
毎日数十分は読書する時間を作っている。自己啓発書、ビジネス書、時には娘たちと一緒に絵本も。
南米の朝は静かだ。家族がまだ寝ている早朝にコーヒーを飲みながら本を読む。この時間が俺の心を豊かにする。
3. 知的側面
フリーランスは、スキルが古くなれば仕事がなくなる。だから、常に学び続ける。
最近は、AIツールの使い方を学んでいる。ChatGPTやその他のAIを活用することで、データ分析の速度が数倍になった。クライアントからも「早い」と評価される。
4. 社会・情緒的側面
家族や友人との関係に投資する。週末は必ず家族で出かける。南米の美しいビーチ、山、街。子供たちと一緒に新しい場所を探検する時間が、俺の感情を安定させる。
刃を研ぐことは、成功の源泉だ。 俺が会社員から脱却し、海外で自由に働けるのは、継続的に自己投資してきたからだ。
あなたは、どの側面が弱っているだろうか? 今日から、その刃を研ぎ始めよう。
7つの習慣を実践して得られた3つの変化
俺が7つの習慣を実践して、人生が具体的にどう変わったか振り返ってみる。
1. 経済的自由の獲得
会社員時代の収入に満足はしていたが、時間を切り売りする働き方だった。朝から晩まで働いて、やっと給料をもらえる。
フリーランスになってからは、価値を提供する働き方に変わった。7つの習慣で学んだWin-Winの考え方で、クライアントに高い価値を提供する。その結果、労働時間は半分になったのに、収入は安定している。
今は積立投資もしていて、将来の不安も減った。
2. 家族との時間の増加
会社員時代は、娘たちの寝顔しか見られなかった。今は毎日、一緒に朝食を食べ、午後はサッカーをし、夜は宿題を見てあげられる。
長女が「パパ、今日学校でね…」と話しかけてくる。次女が「パパ、一緒に遊ぼう!」と手を引っ張る。この瞬間が、俺の人生の最大の成功だ。
3. ストレスフリーな生活
会社員時代は、常に上司や同僚の顔色を伺っていた。責任感と正義感が強いがゆえに、全てを背負い込んで鬱状態になった。
今は、自分の価値観で生きている。朝6時から働いて、昼には仕事を終える。午後は南米の太陽の下でサッカーを楽しむ。アーセナルの試合も時差を気にせず観られる。
ストレスがゼロというわけではない。でも、それを主体的に選び、コントロールできている感覚がある。これが大きな違いだ。
今日から始める7つの習慣実践ステップ
「7つの習慣、素晴らしいのはわかった。でも、どこから始めればいいの?」
そう思っているあなたに、俺が実際にやった今日から始められる5つのステップを紹介する。
ステップ1:自分のミッション・ステートメントを書く(30分)
今日、30分だけ時間を取って、自分の人生の目的を書き出してみよう。
- どんな人生を送りたいか?
- 葬式で何と言われたいか?
- 何を大切にして生きたいか?
完璧である必要はない。まず書き出すことが大切だ。俺も最初は箇条書きだった。それが徐々に洗練されていく。
ステップ2:第2領域の時間を30分確保する
明日から、第2領域(重要だが緊急でないこと)に30分使うと決めよう。
- スキル習得の勉強
- 家族との質の高い時間
- 運動
- 将来の計画
この30分が、1ヶ月で15時間、1年で180時間になる。これが人生を変える。
ステップ3:一つの関係でまず理解に徹する
今日、誰か一人の話を、本当に理解しようとして聞いてみよう。アドバイスせず、ただ聞く。
妻でもいい。子供でもいい。同僚でもいい。この経験が、人間関係を変える第一歩になる。
ステップ4:一つのWin-Winを作る
今週、誰かとWin-Winの関係を一つ作ってみよう。
- 同僚と協力してプロジェクトを成功させる
- 家族と家事分担を話し合う
- クライアントと成果報酬型の契約を結ぶ
小さなWin-Winの積み重ねが、大きな信頼を生む。
ステップ5:本を読む
正直、俺の説明より、原著を読む方が100倍価値がある。『7つの習慣』は人生を変える本だ。Amazonや楽天で今すぐ購入できる。
俺は会社員時代、Kindle版を通勤電車で読んだ。
行動しなければ、何も変わらない。 今日、この瞬間から始めよう。
人生を変えるのは、今この瞬間の選択
俺は特別な人間じゃない。Fランク大学卒で、英語も最初は全然話せなかった。会社員時代は鬱状態で、未来が見えなかった。
でも、『7つの習慣』に出会い、主体的に人生を選択することを学んだ。終わりを思い描き、最優先事項を優先し、Win-Winを考え、まず理解に徹し、シナジーを創り、刃を研ぎ続けた。
その結果、今は南米で家族4人、ストレスなく笑顔で暮らしている。朝6時から働いて昼には仕事を終え、午後は子供たちとサッカーを楽しむ。娘たちは英語とスペイン語を学び、多様な文化に触れている。
これは奇跡じゃない。あなたにもできる。
「でも、家族がいるから」 「でも、お金がないから」 「でも、スキルがないから」
その「でも」こそが、あなたを縛っている。刺激と反応の間にはスペースがある。そのスペースで、違う選択をしよう。
7つの習慣は、テクニックじゃない。人生哲学だ。一朝一夕で変わるものじゃないが、毎日少しずつ実践すれば、1年後には別人になっている。
俺がそうだったように。
さあ、あなたの第一歩は何だろう?
本を買う? ミッション・ステートメントを書く?
第2領域に30分使う?
今日、この瞬間から始めよう。未来のあなたが、今日の決断に感謝する日が必ず来る。
俺は南米から、あなたの挑戦を応援している! 💪


