「2050年には日本の人口が1億人を切る」
このニュースを見たとき、お前はどう感じた?
「まだ先の話だし、自分には関係ない」そう思ったなら、ちょっと待ってくれ。俺も最初はそう思っていた一人だったんだ。
でも、35歳になって2人の娘を持つ親になった今、この現実を無視できなくなった。なぜなら、俺たちの子どもが社会人になる頃には、日本は今とは全く違う国になっているからだ。
人口減少は「将来の問題」じゃない。今日の問題だ!
結論から言おう。日本の人口減少は、俺が家族で南米に教育移住を決めた大きな判断材料の一つだった。
「えっ、人口が減るから逃げたの?」って思うかもしれない。違うんだ。逃げたんじゃない。戦略的に動いたんだよ。
毎朝6時、南米の自宅でPCを開きながら、日本のクライアントとZoomミーティングをしている。画面の向こうには、相変わらず忙しそうな日本のビジネスマンたち。一方、俺の背後では次女がスペイン語で「¡Papá, desayuno!(パパ、朝ごはん!)」と叫んでいる。
この対比が、すべてを物語っている。
人口減少がもたらす「見えない地獄」の正体
日本で会社員をしていた頃、俺は激務に追われていた。月の残業時間は軽く100時間を超え、家族との時間なんてほとんどなかった。給与には満足していたが、心は常に疲弊していた。
でも、ある日気づいたんだ。
なぜ俺たちはこんなに働いているのに、生活が楽にならないのか?
答えは簡単だった。少ない労働人口で、増え続ける高齢者を支えなければならないシステムだからだ。
- 社会保険料は毎年上がり続ける
- 税金も増える一方
- でも給与は横ばい、いや、実質的には下がっている
マレーシアに移住する前、俺は毎月の給与明細を見るたびに絶望していた。総支給額と手取りの差が、年々開いていくのを目の当たりにしていたからだ。
お前も経験ないか? 頑張って働いても、手元に残るお金が思ったより少ないっていう感覚。
海外に出て見えた「選択肢」という武器
理由はシンプルだ。日本の人口減少という構造的問題に対して、俺は「別の市場で勝負する」という戦略を選んだ。
マレーシアで3年過ごし、今は南米で生活している。確かに、教育移住の目的は子どもたちに多様な選択肢を与えることだった。でも、それだけじゃない。
俺自身も「日本市場だけに依存しない」という選択肢を手に入れたんだ。
フリーランスとして、日本のクライアントとも仕事をしているが、今は東南アジアや南米のプロジェクトにも関わっている。収入源が複数になることで、一つの国の経済状況に左右されにくくなった。
これって、めちゃくちゃ重要だと思わないか?
日本の人口が減れば、国内市場も縮小する。これは避けられない事実だ。でも、世界全体で見れば人口は増えているんだよ。特にアジアやアフリカ、南米では。
俺が目の当たりにした「成長する市場」のエネルギー
南米に来て驚いたのは、若者の多さと、社会全体の活気だ。
街を歩けば、子どもたちが走り回っている。週末のサッカー場は親子連れで溢れている。新しいビジネスがどんどん生まれている。
日本の地方都市で見た「シャッター街」とは真逆の光景だ。
ある日、現地の起業家と話す機会があった。彼は言った。
「日本の技術やサービスのクオリティは素晴らしい。でも、日本人はあまり外に出てこない。もったいないよ」
その言葉が、俺の中で何かを変えた。
日本が縮小していく市場なら、成長している市場で勝負すればいい。それだけの話だった。
もちろん、これは海外移住を推奨しているわけじゃない。日本にいながらでも、世界とつながることはできる。大切なのは、「日本だけ」という枠を外すことだ。
データが証明する:逃げ遅れるリスク
ここで少し冷静にデータを見てみよう。
- 2023年の日本の出生数:約75万人(過去最少)
- 2070年の予測人口:約8,700万人
- 高齢化率(65歳以上の割合):2025年で約30%、2070年には約39%
つまり、今30代の俺たちが60代になる頃、日本の約4割が高齢者という社会になるんだ。
想像してみてくれ。4人に1人以上が高齢者。労働人口は激減。年金制度は? 医療費は? インフラの維持は?
これ、マジでヤバくないか?
俺は会社員時代、責任感と正義感が強かったがゆえに、すべてを背負い込んで潰れかけた。でも今思えば、あのシステム自体が持続不可能だったんだよ。
個人の努力でどうにかなる問題じゃない。構造的な問題なんだ。
だからこそ、今動くべき理由
結論として、人口減少という避けられない未来に対して、俺たちができることは「選択肢を増やすこと」だ。
海外移住だけが答えじゃない。でも、少なくとも「日本だけに依存しないスキル」「場所を選ばない働き方」「グローバルな視点」を持つことは、これからの時代に必須になる。
俺が教育移住を選んだのは、子どもたちにそれを体験させたかったから。英語とスペイン語を話せるようになれば、彼女たちは世界中どこでも生きていける。これは、親として最高のプレゼントだと思っている。
でも、お前はどうする?
お前の子どもは? お前自身は?
30年後の日本で、「あの時動いておけばよかった」と後悔したくないなら、今日から行動を起こすべきだ。
今日からできる具体的なアクション
ちょっと待ってくれ。「海外移住なんて無理」って思ってるだろ?
大丈夫、俺も最初はそう思っていた。偏差値40の高校出身、Fランク大学卒、オーストラリアのワーホリでは英語が喋れるようにならなかった男だぞ(笑)
でも、俺にできたんだから、お前にもできる。
まずは小さな一歩から…
- 英語の勉強を再開する(1日15分でいい)
- 副業を始めてみる(場所を選ばない仕事を探す)
- 海外の情報に触れる(YouTubeでもNetflixでもいい)
- 投資を始める(俺も積立投資をしている)
俺からの最後のメッセージ
南米の自宅で、午後のコーヒーを飲みながらこの記事を書いている。
窓の外では、娘たちがスペイン語で友達と遊んでいる。妻は現地のママ友と英語で会話を楽しんでいる。俺は? 今日の仕事はもう終わっていて、夕方からは家族でアサードをする予定だ ⚽🔥
これが、俺が選んだ人生だ。
日本にいた頃の激務とストレスまみれの生活から、180度変わった。収入は安定していて、労働時間は半分以下。何より、毎日が楽しい。
お前にも、こういう選択肢があるってことを知ってほしい。
人口減少は止められない。でも、お前の人生はお前が変えられる。
日本を愛している。だからこそ、日本の未来を冷静に見つめて、自分と家族を守る戦略を立てるべきだと思うんだ。
さあ、お前はどうする?
このまま何もせずに、30年後の日本で「あの時…」と後悔するのか?
それとも、今日から動き出すのか?
答えは、お前の中にある。
俺はお前の背中を押すことしかできない。
でも、それでいい。あとは、お前が一歩を踏み出すだけだ。
¡Vamos!(行こうぜ!)


