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結論から言うと、海外送金で一番コスパがいいのはWiseです。 10万円を日本からパラグアイに送った場合、Wiseなら実質コスト約1,200円。銀行送金だと約7,000〜10,000円。年間で5万円以上の差が出ます。
この5万円、パラグアイだと牛肉100kg分。毎週末のアサード(南米BBQ)を1年間賄えるレベルの金額が、送金方法を変えるだけで浮く。
私はパラグアイのアスンシオンに家族4人で住んでいて、日本のクライアントから日本の口座に振り込まれた報酬を、毎月パラグアイの銀行口座に送金している。最初は銀行送金、次にPayPal、そしてWiseとRevolut。4つのサービスを全部試してきた。
この記事では実際に使って測った数字を元に、4サービスの手数料・為替レート・着金速度・使い勝手を徹底比較する。
目次
- 【一目でわかる】4サービスの比較表
- Wise(ワイズ)— 海外送金の大本命
- Wiseの手数料の仕組み
- 私がWiseを使っている理由
- Wiseの注意点
- Revolut(レボリュート)— 新鋭の多機能フィンテック
- Revolutの手数料
- Revolutのメリット
- Revolutの注意点
- PayPal — 送金コスパは悪いが、持っておく価値はある
- PayPalの手数料の真実
- それでもPayPalアカウントを持つべき理由
- 銀行送金(三菱UFJ等)— 大口以外はメリットなし
- 銀行送金の手数料内訳(三菱UFJの場合)
- 銀行送金が活きるケース
- 【実録】私の送金パターン(パラグアイの場合)
- メインルート(毎月の生活費)
- サブルート(日常の少額決済)
- 急ぎの場合
- 毎月の送金コスト実績
- 送金で損しないための5つのコツ
- 1. まとめて送る
- 2. 平日に送る
- 3. 為替レートを気にしすぎない
- 4. PayPalの為替変換は使わない
- 5. 緊急用の現金引き出し手段を持っておく
- よくある質問(FAQ)
- まずはWiseのアカウントを作ろう
- 著者プロフィール
【一目でわかる】4サービスの比較表
10万円を日本からパラグアイ(米ドル経由)に送金した場合の比較です(2026年3月時点)。
| 項目 | Wise | Revolut | PayPal | 銀行送金(三菱UFJ) |
|---|---|---|---|---|
| 送金手数料 | 約630円+為替手数料0.6% | 無料〜 | 499円 | 3,000〜7,500円 |
| 為替レート | ◎ ミッドマーケットレート | ○ 平日はほぼ実勢レート | △ 3〜4%上乗せ | △ 1〜3%上乗せ(TTS) |
| 実質コスト(10万円) | 約1,200円 | 約800〜1,500円 | 約3,500〜4,500円 | 約5,500〜10,000円 |
| 着金速度 | 1〜3営業日 | 1〜5営業日 | 即日〜2営業日 | 3〜5営業日 |
| 送金上限 | 1億5,000万円/回 | 100万円/回 | 100万円/回 | 上限なし |
| アプリ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| パラグアイ対応 | ◎(USD経由) | ○(USD経由) | ○ | ○ |
| デビットカード | ◎ | ◎ | × | — |
| 総合おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
注目してほしいのはPayPalの「実質コスト」。 送金手数料499円だけ見ると安く見える。でも為替レートに3〜4%のマージンが隠れていて、10万円送ると3,000〜4,000円が「見えないコスト」として消える。表面の手数料だけで判断すると痛い目に遭う。
Wise(ワイズ)— 海外送金の大本命
Wise(旧TransferWise)は2011年設立、世界で1,600万人以上が利用する海外送金特化サービス。2024年に日本で第一種資金移動業者の免許を取得し、1回最大1億5,000万円の送金に対応した。
私はパラグアイに来てから毎月使い続けている。
Wiseの手数料の仕組み
Wiseの手数料は「固定手数料」+「変動手数料(送金額の一定割合)」の2層構造。
日本円→米ドルの場合(2026年3月時点):
- 固定手数料:約630円
- 変動手数料:送金額の約0.6%
- 10万円送金の場合:630円 + 600円 = 約1,230円
ポイントは為替レートに一切マージンが乗っていないこと。Googleで「USD JPY」と検索して表示されるレートとほぼ同じ「ミッドマーケットレート」が適用される。銀行やPayPalは為替レートそのものにマージンを上乗せするから、手数料欄の数字だけでは本当のコストがわからない。Wiseは全コストが送金前に表示されるので、着金額が「思ったより少ない」ということが起きない。
私がWiseを使っている理由
- コストが明確: 送金前に「手数料○○円、相手に届く金額は○○ドル」と1円単位で表示される。銀行送金で「着金したら思ったより少ない…」を何度も経験した後だと、この透明性は本当にありがたい
- マルチカレンシー口座: 円、ドル、ユーロなど50通貨以上を1アカウントで保有できる。円安が進みそうなときにドルに換えておく、みたいな使い方もできる
- デビットカード: パラグアイのATMから米ドル建てで現地通貨を引き出せる。アスンシオンのBancard ATMで何度も使っているが、ATM手数料込みで最安クラス
- 送金上限が大きい: 銀行振込入金なら1回1億5,000万円まで。不動産購入のような大口にも対応できる
Wiseの注意点
- パラグアイ・グアラニーへの直接送金は非対応(2026年3月時点)。日本円→米ドルでパラグアイの銀行口座(USD建て)に送金する形になる。為替変換は1回だけなので、二重手数料にはならない
- Wiseアカウント残高からの送金は1回100万円まで。ただし銀行振込で入金→送金の場合は最大1億5,000万円まで対応
- 土日は為替レートが変動しにくいため、大きな金額は平日に送金するのがベター
Revolut(レボリュート)— 新鋭の多機能フィンテック

Revolutは2015年にイギリスで設立、日本では2024年から本格展開しているフィンテックアプリ。海外送金だけでなく、多通貨デビットカード・株式投資・暗号資産取引まで1つのアプリで完結する。
Revolutの手数料
送金手数料は基本無料。 ただし為替レートに注意が必要。
- 平日(月〜金): 為替レートはほぼミッドマーケットレート。手数料ゼロなので、Wiseより安くなるケースもある
- 土日・祝日: 為替市場が閉まっているため、0.5〜1.0%のマークアップが加算される。週末の送金は避けるべき
- 月75万円を超える両替: スタンダードプラン(無料)の場合、75万円を超えた分に0.5%の手数料がかかる
10万円送金の場合(平日):約800〜1,000円(為替マークアップ分のみ)
10万円送金の場合(土日):約1,500〜2,000円
Revolutのメリット
- 少額送金なら最安クラス: 手数料ゼロ+平日はほぼ実勢レートなので、5万円以下の送金ではWiseより安いことが多い
- デビットカードが優秀: 海外のATMで月2.5万円まで無料で引き出せる(スタンダードプラン)。パラグアイのスーパーでもVisaデビットとして普通に使える
- アプリのUIが洗練されている: 送金・両替・残高管理が直感的に操作できる
Revolutの注意点
- パラグアイへの送金はSWIFT経由になるため、着金に3〜5営業日かかることがある(Wiseの方が速い場合が多い)
- 送金上限が1回100万円。大口送金には不向き
- 日本での知名度がまだ低いため、情報が少なくトラブル時に日本語サポートの対応速度がWiseに劣る印象
- 週末の為替マークアップに要注意。金曜の夜に「あ、送金し忘れた」と週末に送ると割高になる
PayPal — 送金コスパは悪いが、持っておく価値はある

PayPalの手数料の真実
PayPalの手数料体系は意図的にわかりにくいと感じる。
- 送金手数料: 499円/回(一見安い)
- 為替レート: 独自レートで3〜4%のマージンが上乗せ
- 10万円送金の場合: 499円 + 為替マージン3,000〜4,000円 = 実質約3,500〜4,500円
10万円送って手数料499円だけだと思ったら、着金額を見て「あれ、3,500円くらい少ない…」となる。為替レートの中にコストが隠れているのがPayPalのやり方。これは公式サイトにも「通貨換算手数料として3〜4%」と書いてあるんだけど、送金画面では目立たない場所に表示されるから見落としやすい。
それでもPayPalアカウントを持つべき理由
- 海外クライアントからの報酬受取: Upwork、Fiverr、海外企業との取引でPayPal指定されることがある。受取専用として持っておくと便利
- バイヤープロテクション: 海外ECサイトでの買い物にPayPal決済を使えば、商品未着時に返金申請できる
- 知名度が圧倒的: 世界中で4億人以上が利用。相手がWiseを知らなくてもPayPalなら通じる
使い方のコツ: PayPalで受け取った報酬はPayPal上で為替変換せず、米ドルのまま銀行口座に引き出す → Wiseで別途送金。こうするとPayPalの3〜4%の為替マージンを回避できる。
銀行送金(三菱UFJ等)— 大口以外はメリットなし

銀行送金の手数料内訳(三菱UFJの場合)
三菱UFJ銀行の海外送金は、コストが複数箇所にバラける:
- 送金手数料: 3,000円(窓口は7,500円)
- 円為替取扱手数料: 送金額の0.05%(最低2,500円)
- 支払銀行手数料(送金人負担の場合): 3,000円
- 為替マージン: TTSレートに1〜3円/ドルの上乗せ
- 中継銀行手数料: 1,000〜3,000円(後日差し引かれる場合あり)
- 数百万円〜数千万円の大口送金: 不動産購入、ビジネス投資など。Wiseは1億5,000万円まで対応するが、銀行のほうが金融機関同士の直接送金で確実性が高い
- 受取側が銀行送金を指定している場合: パラグアイの不動産取引では銀行送金を求められることがある
- 月初〜中旬: 日本のクライアントからソニー銀行に報酬が振り込まれる
- 15日前後: Wiseアプリで為替レートを確認。円安が極端に進んでいなければ、ここで月の生活費をまとめて送金。操作時間は5分
- 1〜2日後: Banco ContinentalのUSD口座に着金。スマホの通知で確認
- 現地で両替: 必要に応じてUSD→グアラニーに両替(パラグアイの両替所のレートは銀行より良い)
10万円送金の場合の合計: 約5,500〜10,000円
これだけコストがかかるうえに、着金まで3〜5営業日。さらに手続きはオンラインバンキング対応でも煩雑で、必要書類(送金目的の申告等)が多い。
銀行送金が活きるケース
少額の生活費送金で銀行を使うメリットはゼロ。 私も最初は三菱UFJで送金していたが、Wiseに切り替えてからの節約額を計算して、過去の自分を殴りたくなった。
【実録】私の送金パターン(パラグアイの場合)

家族4人(妻+娘2人)でパラグアイ・アスンシオンに住んでいる私の、実際の送金フローを公開する。
メインルート(毎月の生活費)
日本の銀行口座(ソニー銀行) → Wise → パラグアイの銀行口座(Banco Continental・USD建て)
サブルート(日常の少額決済)
Revolutのデビットカード で直接支払い。アスンシオンのスーパー(Superseis、Stock)やレストランでVisaデビットとして使える。月2.5万円までATM引き出し無料なので、小額の現金が必要なときはRevolutから。
急ぎの場合
Sony Bank WALLET でATMから直接引き出し。ソニー銀行の外貨口座にドルを持っておけば、海外ATM手数料220円(税込)だけで現地通貨が手に入る。Club Sステージに応じてキャッシュバックもある。
毎月の送金コスト実績
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月の送金額 | 約15万円 |
| Wise手数料 | 約1,800円 |
| Revolut利用分 | 約0円(平日・月75万円以内) |
| Sony Bank WALLET ATM | 220円×2回 = 440円 |
| 月の送金コスト合計 | 約2,240円 |
これが銀行送金だけで賄っていた場合、月7,000〜12,000円はかかっていた。年間で約6万〜12万円の節約。パラグアイの月の食費がだいたい3〜4万円だから、送金方法を最適化しただけで2〜3ヶ月分の食費が浮いた計算になる。
パラグアイでの銀行口座の開設方法は「パラグアイで銀行口座を開設する方法」にまとめてある。送金先の口座をまだ持っていない人はこちらを先に読んでほしい。
送金で損しないための5つのコツ

1. まとめて送る
少額を何回も送ると、固定手数料が毎回かかる。月1〜2回にまとめるのが鉄則。私は毎月15日前後に1回、月末に必要に応じてもう1回。
2. 平日に送る
WiseもRevolutも、平日のほうが為替レートが有利。特にRevolutは週末に0.5〜1.0%のマークアップが加算される。金曜の夜に「あ、忘れてた」と送るのは避ける。
3. 為替レートを気にしすぎない
1円2円の差を追いかけて送金タイミングを逃すほうが損。生活費が足りなくなったら本末転倒。ただし、Wiseのレートアラート機能は設定しておいて損はない。「1ドル=○○円以下になったら通知」にしておけば、良いタイミングを逃さない。
4. PayPalの為替変換は使わない
PayPalで受け取った報酬は、PayPal上でJPYに変換せずUSDのまま銀行口座に出金 → WiseかRevolutで送金。これでPayPalの3〜4%マージンを回避できる。
5. 緊急用の現金引き出し手段を持っておく
送金が遅延することはたまにある。そんなときのために、Sony Bank WALLETかRevolutのデビットカードで海外ATMから引き出せる状態にしておく。パラグアイでは停電や通信障害でキャッシュレスが使えないことがあるから、現金のバックアップは必須。
よくある質問(FAQ)
Q. Wiseは安全なの?
金融庁に「第一種資金移動業者」として登録された正規の金融サービス。世界1,600万人以上が利用し、ロンドン証券取引所に上場している企業が運営。二段階認証・生体認証に対応。私は2年以上毎月使っているが、トラブルは一度もない。
Q. パラグアイ・グアラニー(PYG)に直接送金できる?
2026年3月時点で、Wise・Revolut共にグアラニーへの直接送金は非対応。日本円→米ドル→パラグアイの銀行口座(USD建て) が現実的なルート。パラグアイ国内でUSD→PYGへの両替は、銀行や両替所で簡単にできる。両替所(casa de cambio)のレートのほうが銀行より0.5〜1%良い場合が多い。
Q. マイナンバーがなくても口座開設できる?
Wiseは海外在住者の場合、パスポートで本人確認が可能。ただし、Wiseへの入金元となる日本の銀行口座の維持にマイナンバーが必要になるケースがある。私はソニー銀行を使っているが、海外転出届を出した上で「非居住者口座」として維持できている。
Q. 暗号資産での送金はどうなの?
手数料は安いが、送金中に価格が変動するリスクがある。10万円送ったつもりが着いたら9万円、みたいなことが起きる。生活費の送金に暗号資産を使うのは個人的におすすめしない。安定性を求めるならWise一択。
Q. Revolutの無料プランで十分?
月75万円以内の送金で、平日に操作するなら十分。月75万円を超える場合や、週末の送金が多い場合はPremiumプラン(月980円)を検討。ただし毎月の送金額が15万円程度なら、スタンダード(無料)で問題ない。
まずはWiseのアカウントを作ろう
海外に住んでいると、送金は避けて通れない。そして送金方法の選び方で年間5万〜12万円の差が出る。これは節約ではなく、単に「知っているかどうか」の差。
Wiseのアカウント開設は完全無料。まずはアカウントを作って、送金シミュレーションを試してみてほしい。「日本円10万円を送ったら、相手にいくら届くか」を今使っている銀行と比較すると、その差に驚くはず。
加えて、Revolutも無料プランがあるので、WiseとRevolutの2つを持っておくのが最強の組み合わせ。メインはWise、サブでRevolutのデビットカード。この2枚で海外のお金まわりは完全にカバーできる。
私が銀行送金からWiseに切り替えたとき、最初の感想は「今までいくら無駄にしてたんだ」。あなたも同じ感想を持つと思う。浮いたお金でアサード焼こう。パラグアイの牛肉は上質なのに1kgたった500円くらいだから。
海外で使えるカードの選び方は「海外在住者向けクレジットカード比較」、パラグアイでの銀行口座開設は「パラグアイで銀行口座を開設する方法」も合わせてどうぞ。
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著者プロフィール
南米おやじ
パラグアイ・アスンシオン在住。家族4人(妻+娘2人(8歳・6歳))でパラグアイに移住し、リモートワークで日本の仕事をしながら海外生活のリアルを発信中。Wise歴2年、毎月の海外送金を実践しながら最適な組み合わせを模索し続けている。
ブログ: 南米おやじの海外生活ラボ
*最終更新: 2026-03-08 | この記事の手数料データは2026年3月時点のものです。最新の手数料はWise・Revolut・PayPal各社の公式サイトでご確認ください。*