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はじめに
海外移住を考えるリモートワーカーにとって、「インターネットの速度と安定性」は最重要チェックポイントです。いくら物価が安くても、ネットが遅くて仕事にならなければ移住の意味がありません。
結論から言うと、アスンシオンのインターネット環境は「思ったより使える」レベルです。光回線も普及しており、リモートワークは十分可能です。ただし、日本と同じ品質を期待すると裏切られます。
私はアスンシオンで実際にリモートワークをしながら暮らしています。日常的にネットを使っている立場から、パラグアイの通信事情をリアルに解説します。
パラグアイのインターネット回線事情
光回線(FTTH)が急速に普及中
アスンシオン市内では、光回線(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム)が急速に普及しています。主要なISP(インターネットサービスプロバイダ)はいくつかあり、速度と料金の競争が進んでいます。
下り100Mbps〜300Mbps程度のプランが主流で、月額料金は15万〜40万グアラニー(約3,000〜8,000円)程度。日本と比べると速度はやや劣りますが、Zoom会議やクラウド作業には十分です。
主要ISP比較
| ISP名 | 速度 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Tigo | 100〜500Mbps | 約15万〜50万Gs | 最大手、カバーエリア広い |
| Personal(Telecel) | 100〜300Mbps | 約15万〜40万Gs | 携帯とセットでお得 |
| Copaco(国営) | 50〜200Mbps | 約10万〜30万Gs | 安いが開通に時間がかかる |
私はTigoの光回線を使っていますが、通常時は下り100〜200Mbps程度出ます。日本の光回線(1Gbps)と比べると遅いですが、動画会議も含めて業務に支障が出たことはほとんどありません。
注意点:停電と回線の不安定さ
パラグアイのインターネットで最大の問題は停電と突然の回線切断です。特に雷雨の多い夏季(11月〜3月)は、停電が月に2〜3回発生することがあります。
リモートワーカーへの対策としては:
- UPS(無停電電源装置)を導入する(1〜2万円程度)
- モバイルデータ通信をバックアップ回線にする
- 重要な会議の前にはバッテリー残量を確認する
SIMカード・モバイル通信
主要キャリアは3社
パラグアイの主要モバイルキャリアはTigo、Personal、Claroの3社です。
| キャリア | 4G/LTEカバー率 | データプラン例 | 月額料金 |
|---|---|---|---|
| Tigo | 広い | 15GB | 約5万Gs(約1,000円) |
| Personal | 広い | 12GB | 約4.5万Gs(約900円) |
| Claro | やや狭い | 10GB | 約4万Gs(約800円) |
データ通信料は日本と比べて圧倒的に安いのが特徴です。月額1,000円程度で15GBのデータが使えるので、サブ回線として気軽に持てます。
SIMカードの買い方
SIMカードはアスンシオン市内のショッピングモールやキャリアショップ、街中のキオスク(小売店)で簡単に買えます。
- 必要なもの:パスポート(外国人の場合)
- SIMカードの価格:無料〜1万グアラニー(約200円)程度
- チャージ方法:キオスクで現金チャージ、またはアプリからクレジットカード決済
空港にもTigoやPersonalのカウンターがあるので、到着直後に購入することも可能です。
渡航前にeSIMという選択肢も
パラグアイに着いてすぐ通信手段が欲しい場合は、日本にいるうちにeSIM-san(イーシムさん)などの海外eSIMサービスを準備しておくと安心です。空港からホテルまでの移動中も地図アプリが使えるので、初めてのパラグアイ渡航で重宝します。
リモートワークは実際にできるのか?
私の実体験から言うと、アスンシオンでのリモートワークは「十分可能」です。ただし、以下の前提条件があります:
- 光回線を契約している(モバイルデータだけでは厳しい)
- 停電対策をしている(UPSまたはバッテリー付きPC)
- 重要な作業のバックアップ手段がある(モバイルテザリング)
Zoom会議、Google Workspace、Slack、GitHub——私が日常的に使っているツールは問題なく動作しています。YouTube動画のアップロードだけは日本より時間がかかりますが、それ以外でストレスを感じることは少ないです。
ただし、海外から日本のサービスにアクセスする場合はVPNが必要になることがあります。日本の銀行サイトや一部の動画配信サービスは海外IPからのアクセスを制限しているためです。NordVPNや、日本企業運営で日本語サポート対応のMillenVPNを使えば、日本のサーバー経由で接続できるので問題ありません。コスパ重視ならSurfshark
も有力な選択肢で、同時接続台数が無制限なので家族全員のデバイスを1契約でカバーできます。
カフェやコワーキングスペースのWiFi事情
アスンシオンにはWiFiが使えるカフェが増えてきています。ショッピングモール内のスターバックスやローカルカフェでもフリーWiFiが利用可能です。
ただし、速度は10〜30Mbps程度のことが多く、ビデオ会議には不安定な場合があります。重要な仕事は自宅の光回線で行うのが安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. パラグアイでNetflixやAmazon Primeは見られる?
A. パラグアイのIPアドレスで接続すると、現地版のコンテンツが表示されます。日本版を見たい場合はVPNが必要です。光回線なら動画視聴はスムーズです。
Q. 地方に行くとネットはどうなる?
A. アスンシオン市内とその近郊は問題ありませんが、地方に行くと4G圏外になるエリアもあります。移住先が地方の場合は、事前に通信環境を確認してください。
Q. 日本のスマホをそのまま使える?
A. SIMフリーのスマホなら、現地SIMを入れてそのまま使えます。SIMロックがかかっている場合は、渡航前に解除しておいてください。
Q. 固定回線の開通にはどれくらいかかる?
A. TigoやPersonalなら1〜2週間程度。Copaco(国営)は1ヶ月以上かかることもあります。入居が決まったら早めに申し込みましょう。
この記事の要点
パラグアイのインターネット環境は、アスンシオンなら光回線100〜300Mbpsが利用可能で、リモートワークに十分対応できます。モバイル通信は月額約1,000円から利用でき、コストパフォーマンスは非常に高いです。
停電対策(UPS)とバックアップ回線(モバイルテザリング)さえ用意しておけば、アスンシオンはリモートワーカーにとって「ネット環境的には合格点」の街です。
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南米おやじ
パラグアイ・アスンシオン在住。海外移住のリアルな情報をこのブログで発信しています。
- X: @nambei_oyaji
- ブログ: 南米おやじの海外生活ラボ
最終更新: 2026-03-17 | 初回公開: 2026-03-17

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