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はじめに
子連れで海外移住を考えるとき、最大の不安は「子供の教育」です。「パラグアイの学校は大丈夫なのか?」「インターナショナルスクールはあるのか?」「学費はいくらかかるのか?」
結論から言うと、アスンシオンにはインターナショナルスクールが複数あり、子連れ移住は十分可能です。ただし、学費は移住計画の中で最も大きな支出項目のひとつになります。
私はアスンシオンで小学生の娘2人を育てています。実際にインターナショナルスクールに通わせている立場から、パラグアイの教育事情をリアルに解説します。
パラグアイの教育制度の概要
学制
パラグアイの教育制度は以下の通りです:
- 幼児教育(Educación Inicial):3〜5歳
- 初等教育(Educación Escolar Básica):6〜14歳(9年間)
- 中等教育(Educación Media):15〜17歳(3年間)
- 高等教育(大学等):18歳〜
義務教育は初等教育の9年間ですが、多くの家庭が中等教育まで通わせています。
公立と私立の違い
| 項目 | 公立校 | 私立校 | インター校 |
|---|---|---|---|
| 授業料(年間) | 無料 | 10〜50万円 | 50〜150万円 |
| 授業言語 | スペイン語 | スペイン語 | 英語+スペイン語 |
| 設備 | 基本的 | 良好 | 充実 |
| カリキュラム | パラグアイ | パラグアイ | 国際基準(IB等) |
| 外国人子弟の受け入れ | 可(手続き複雑) | 可 | 積極的 |
外国人の子連れ移住者のほとんどはインターナショナルスクールか私立校を選んでいます。公立校は授業がスペイン語のみで、外国人向けのサポートがほぼないため、スペイン語ができない子供にはハードルが高いです。
アスンシオンの主要インターナショナルスクール
American School of Asunción(ASA)
アスンシオン最大のインターナショナルスクールで、幼稚園から高校まで一貫教育を提供しています。アメリカンカリキュラムを採用し、卒業生はアメリカの大学に直接進学できる資格を得られます。
- 授業言語:英語(スペイン語授業あり)
- 年間学費目安:約100〜150万円
- 入学金:別途必要
- 特徴:外交官・駐在員の子弟が多い、設備充実
その他のインターナショナルスクール
アスンシオンにはASA以外にも複数のインターナショナルスクールや、英語教育に力を入れたバイリンガル私立校があります。学費は年間50〜100万円程度が一般的です。
選ぶ際のポイントは:
- カリキュラム:アメリカ式、イギリス式、IB(国際バカロレア)のどれか
- 卒業後の進路:日本の大学に戻るのか、海外の大学に行くのか
- スペイン語サポート:スペイン語初心者への補習があるか
- 通学距離:アスンシオンは渋滞がひどいので、住居との距離が重要
学費以外にかかる教育費
学費だけが教育費ではありません。実際にかかる費用の全体像を把握しておく必要があります。
| 項目 | 年間費用目安 |
|---|---|
| 入学金(初年度のみ) | 10〜30万円 |
| 授業料 | 50〜150万円 |
| 制服・教材費 | 5〜10万円 |
| スクールバス | 10〜20万円 |
| 課外活動・遠足 | 5〜10万円 |
| 合計(1人あたり) | 80〜220万円 |
我が家は娘2人なので、教育費だけで年間かなりの金額になります。子連れ移住の場合、教育費は生活費の中で最大の支出項目になると考えてください。
子供の適応について——実体験
親として一番心配だったのは、「子供がなじめるか」ということでした。結論から言うと、子供の適応力は大人の想像をはるかに超えます。
娘たちは最初の1〜2ヶ月は言葉が通じず苦労していましたが、3ヶ月目には友達と英語とスペイン語を混ぜて会話するようになりました。半年後にはスペイン語の日常会話もこなせるようになり、今では「パラグアイの学校が好き」と言っています。
インターナショナルスクールのいいところは、外国人の子供が珍しくないこと。各国からの駐在員の子弟がいるので、「外国人だから浮く」ということがありません。先生も外国人子弟への対応に慣れています。
日本の教育との接続
将来的に日本に戻る可能性がある場合、日本の教育との接続を考えておく必要があります。
- 日本の通信教育(進研ゼミ、Z会など)を並行して受講する
- 日本語の読み書きは家庭で継続する
- 帰国子女枠での受験を視野に入れる
- IB(国際バカロレア)認定校なら、日本の多くの大学で入試に活用可能
我が家でも、日本語力の維持は意識的に取り組んでいます。日本の教材をオンラインで取り寄せたり、日本語の本を読ませたりしています。海外から日本の教育サービスにアクセスする際、地域制限がかかることがあるので、NordVPNを使って日本のIPアドレスに接続しています。子どもたちもタブレットで日本の学習アプリを使うため、同時接続台数無制限のSurfshark
も家族世帯にはおすすめです。
教育費の送金方法
学費の支払いはドル建てまたはグアラニー建てのことが多いです。日本から教育資金を送金する場合は、Wiseを使うと為替手数料を大幅に節約できます。学費の支払い時期に合わせて計画的に送金することで、為替の影響も最小限に抑えられます。
よくある質問(FAQ)
Q. スペイン語ゼロの子供でもインターに入れる?
A. はい、インターナショナルスクールは英語が授業言語なので、スペイン語ができなくても入学可能です。英語もまだの場合は、ESL(英語補習)プログラムがある学校を選びましょう。
Q. 日本人学校はある?
A. アスンシオンに日本語補習校(週末のみ)はありますが、全日制の日本人学校はありません。フルタイムで日本語の教育を受けさせたい場合は、通信教育との併用が現実的です。
Q. 公立校に入れるのは現実的?
A. スペイン語が流暢な子供なら可能ですが、外国人へのサポートがほとんどないため、言語面での苦労は覚悟が必要です。学費を抑えたい場合は、バイリンガル私立校(年間10〜50万円)という選択肢もあります。
Q. 入学のベストタイミングは?
A. パラグアイの学年は2月に始まります。年度初めに入学するのが最もスムーズです。途中入学も可能ですが、空きがない場合があるので早めに問い合わせてください。
この記事の要点
パラグアイ(アスンシオン)にはインターナショナルスクールが複数あり、子連れ移住は十分に可能です。ただし、教育費は年間1人あたり80〜220万円と、移住予算の中で最大の支出項目になります。
子供の適応力は高く、数ヶ月で言語の壁を乗り越えるケースが大半です。教育の選択肢と費用をしっかり計画した上で移住を決断すれば、パラグアイは子育てに良い環境だと、アスンシオンで子育て中のパパとして実感しています。
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南米おやじ
パラグアイ・アスンシオン在住。海外移住のリアルな情報をこのブログで発信しています。
- X: @nambei_oyaji
- ブログ: 南米おやじの海外生活ラボ
最終更新: 2026-03-17 | 初回公開: 2026-03-17

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