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はじめに
「パラグアイって治安が悪いって聞いたけど、本当に住めるの?」——移住を検討している方から、こういった質問をよくいただきます。
私は家族でパラグアイ・アスンシオンに移住して生活しています。ネットで「パラグアイ 治安 悪い」と検索すると怖い情報ばかりが出てきますが、実際に住んでみるとリアルな体感はかなり異なります。
この記事では、以下のことがわかります:
- パラグアイの治安の実態(数字と体験ベース)
- 危険なエリアと比較的安全なエリアの違い
- 現地で実践すべき身の守り方・防犯対策
パラグアイの治安は「悪い」のか?正直に答えます
結論からいうと、パラグアイの治安は南米の中では中程度です。「悪い」と断言するのは少し語弊があります。
外務省の海外安全情報では、パラグアイは地域によってレベル1〜3に分かれています。首都アスンシオンはレベル2(不要不急の渡航は止めてください)に指定されており、北部の一部地域はレベル3(渡航は止めてください)です。南米の中では中程度の危険度です。
南米各国との比較
| 国 | 殺人発生率(人口10万人あたり) | 日本人の体感 |
|---|---|---|
| ブラジル | 約20件 | かなり高い |
| コロンビア | 約26件 | 高い |
| パラグアイ | 約7件 | 中程度 |
| チリ | 約5〜6件 | 比較的低い |
| 日本 | 約0.2件 | 非常に低い |
(出典:UNODC統計・外務省情報をもとに筆者作成)
数字だけ見ると、日本と比べるとパラグアイの治安は悪いのは事実です。ただ、ブラジルやコロンビアのような「南米の危険国」と同列に語るのは正確ではありません。
💡 ポイント: パラグアイの治安は「南米の中では比較的おとなしい部類」。ただし日本の感覚のまま行動すると危険です。
アスンシオン市内の「危険エリア」と「安全エリア」
アスンシオンに暮らしていると、エリアごとに体感治安がまったく異なることがわかります。
比較的安全なエリア
- ビジャ・モラ(Villa Mora):高級住宅街。ショッピングモール「ラファイエット」周辺は警備が整っている
- サンタ・テレシータ(Santa Teresita):日本人が多く住む人気エリア。治安が安定
- ラ・エスパニョーラ(La Española):外国人居住者が多く、セキュリティも比較的高い
- サルト・デル・グアイラ方面の新興住宅地:開発が進みセキュリティゲート付き住宅が増加
注意が必要なエリア
- 旧市街(シウダー・ビエハ):観光スポットもありますが、夜間は危険度が上がります。スリや強盗の被害報告が多い
- マーケット周辺(メルカード4など):昼間でもスリや声かけに注意が必要
- バスターミナル(テルミナル)周辺:人が集まる場所はスリが多い。荷物管理に気をつけて
- 北部・国境地帯(ペドロ・フアン・カバジェーロなど):麻薬密売組織の影響があり、日本大使館も渡航注意を呼びかけています
郊外・他都市について
シウダー・デル・エステはブラジル・アルゼンチンとの三国国境に位置し、密輸・犯罪が多いことで知られています。観光や買い物で立ち寄る方も多いですが、スリや詐欺被害が特に多いエリアなので要注意です。
パラグアイから実際に暮らしてみた結果
アスンシオンに住んで生活していますが、日常的に「危険」と感じる場面はほとんどありません。
もちろん、最初の数ヶ月は日本との違いに戸惑いました。たとえば:
- 信号待ちの車に物売りや物乞いが近づいてくる
- 夜の一人歩きをしないのが当たり前の文化
- スーパーや銀行の入口に警備員が常駐している
ただ、これらは「慣れ」の問題でもあります。安全なエリアに住み、現地の生活習慣に合わせた行動をとれば、家族連れでも十分に暮らせます。
実際、私の周囲の日本人移住者の中で、強盗や暴力事件に遭遇した人はほとんどいません。ただし「スマホをポケットから出してうっかり見ていたら引ったくられた」「夜に一人で歩いていてバッグをとられた」という話はゼロではありません。
💬 パラグアイからでも問題なく生活できています。むしろ家賃・物価の安さや税率の低さは、移住者にとって日本より大きなメリットになっています。
現地で実践している防犯対策7選
「治安が悪い」エリアでも、対策次第でリスクは大幅に下がります。私がアスンシオンで実践している防犯対策を紹介します。
- 夜間の一人歩きをしない:特に旧市街やターミナル周辺は昼間でも気をつけましょう
- スマホを外でむやみに出さない:歩きスマホは標的になります
- 高級感のあるアクセサリーは控える:腕時計や金のネックレスは狙われやすい
- タクシーはアプリを使う:「InDriver(インドライバー)」や「Uber」を利用すると安全性が上がります
- 現金を大量に持ち歩かない:クレジットカード・デビットカードを活用。Wise(ワイズ)のプリペイドカードは海外でも使いやすく、手数料も安いのでおすすめです
- 住むエリアにこだわる:セキュリティゲート付きのコンドミニアム(マンション)を選ぶのが基本
- 地域の情報コミュニティに参加する:FacebookグループやLINEグループで最新の治安情報を共有し合えます
注意点・デメリット:過信は禁物
正直なところ、パラグアイの治安が「良い」とは言えません。以下の点は移住前にきちんと理解しておく必要があります。
- 警察への信頼性が低い:警察官による汚職・腐敗の問題が指摘されており、被害を届けても解決しないケースがある
- 緊急時の対応が遅い:日本のように119番・110番が即座に来てくれる環境ではない
- 夜間の移動は基本Uber・タクシー限定:特に初心者のうちは夜の公共交通機関は避けること
- 詐欺・ぼったくりも多い:市場や観光地でのぼったくり、偽サービスには要注意
よくある質問(FAQ)
Q. 女性一人でのパラグアイ移住は危険ですか?
A. 完全に危険ではありませんが、男性と比べてリスクは高まります。安全なエリアに住み、夜間の単独行動を避けること、信頼できる現地コミュニティに入ることが最低条件です。事前に現地在住者の女性に体験談を聞くことをおすすめします。
Q. 子どもがいても移住できますか?
A. はい、家族連れでの移住者は多いです。私自身も家族でアスンシオンに住んでいます。治安の良いエリアを選べば、日本人学校や私立学校の通学も問題なく行えます。スクールバスを使うなどの対策もあります。
Q. パラグアイ旅行(短期訪問)で気をつけることは?
A. 渡航前に海外WiFiを準備しておくと、地図・Uberなどのアプリがスムーズにつかえるのでおすすめです。短期の旅行ならグローバルWiFiのレンタルが手軽です。また、南米方面のフライトはHISで検索すると比較しやすいですよ。
まとめ
- パラグアイの治安は「悪い」と言い切るほどではないが、日本と同じ感覚で行動するのは危険
- アスンシオン市内でもエリアによって安全性は大きく異なる。住む場所と行動範囲の選択が最重要
- 防犯意識を持ち、現地のルールに合わせた生活習慣を身につければ、家族連れでも十分に暮らせる
移住を本気で考えているなら、まずは短期滞在で現地の雰囲気を体感するのが一番です。百聞は一見にしかず。ネットの情報だけで判断せず、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
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著者プロフィール
南米おやじ
パラグアイ・アスンシオン在住。海外移住のリアルな情報をこのブログで発信しています。
- ブログ: 南米おやじの海外生活ラボ
最終更新: 2026年3月 | 初回公開: 2026年3月
